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甲野さんの日記から 2週間の砂糖抜き

2010年4月15日(木)

 今年も一昨日の4月13日から毎年恒例となっている禁糖を始める。これは整体協会・身体教育研究所の野口裕之先生が10年くらい前から提唱されるようになった、4月のいま頃から2週間ほど砂糖の入った食物や酒、コーヒーなどを一切摂らないという事で、体を素直な状態にするというものだが、私は一昨年、これを厳密に行い、砂糖の入った菓子や料理はもちろん、野口先生が制限されていない果物に至るまで、およそ甘いと感ずる物を一切廃めたところ、禁糖期間が明けた日になっても甘いものが食べられなくなり、以来昔から念願であった甘い物嫌いとなって今日に至っている。

 まあ夏になれば果物の甘さなどは嫌いではなくなるのだが、菓子類は何かの付き合いで一口か、極く稀に一切れくらい食べることもあるが、だいたい後で気持ち悪くなる。ただ、干し芋ニホンミツバチのハチミツは、そんな事はないから、やはり自然の甘味と砂糖を使った甘味はどこか根本的なところで違うのだろう。

 禁糖期間の果物は、普通はもう売っていない酸っぱい夏ミカンが殆ど唯一の果物で、毎年庭に実っているのだが、今年は不作で熊本のMさんから送って頂いたものを食べている。この夏ミカンが禁糖に入る前は、けっこう強烈に酸っぱかったのだが、禁糖2日目ともなると、「この甘さ以上はもうダメだな」と変わってくるから不思議である。そのため、やはり他から送って頂いた、世間一般ではまるで甘くないはずの夏ミカンが、私にはもう甘すぎて食べられなくなってしまった。

 禁糖に入るタイミングについては、毎年かなり迷うのだが、今年は関西の旅で宿泊先の味付けがあまりに甘ったるく、旅から帰ってきて堪りかねて翌日から始めることにした。普段から甘いものを欲しいと思わない私にとって、厳重に禁糖することは何でもないというより気分爽快なのだが、旅行の際は本当に苦労する。自炊出来るなら蕎麦掻きに醤油をかけ、あとは砂糖を入れていない玄麦パン、生野菜に持参の醤油か味噌をつけて食べるしかない。(近々、稽古会で東北に参りますが、関係者の方はお手数ですが、ご配慮お願いします)

 それにしても世を挙げてこれだけ「禁煙だ、分煙だ」と言っているのに、砂糖っ気の食べ物は野放しというのは、あまりにもおかしいと思う。せめて分煙のように甘い味付けでないものも必ず売らせるような法律でも出来ないものかと思う。

 私の知人で統合医学のクリニックをされている小池弘人医師は、「甘い物を完全に止めただけで、女性などは婦人科系の疾患が驚くほど好転するんですけどね…」と、以前話されていた。人間の欲を前提にバクチを打たせるような現代の資本主義社会は経済効果最優先で、それを鈍らせるような事にはきわめて臆病なのかもしれないが…。

 しかし、今の時期が砂糖を抜くには体にもっともいい季節のようですので、御縁のある方は試みられるといいと思います。10日間でもされれば明らかに体の調子が変わることが自覚出来ると思います。

以上1日分/掲載日 平成22年4月15日(木)